MySQLは世界でもっとも普及しているオープンソースのRDBMSです。DBエンジンランキングではOracleに次ぐ2位となっており、マイクロソフトのSQL-Serverを抑えています。日本ではOSSとしてはPostgreSQLが先に普及していましたが近年では逆転しているようです。
MySQLの資格の認定はオラクルが行っています。どうしてライバルデータベースメーカーのオラクルなの?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、それはMySQLの商標権、著作権はオラクルが保有しているためです。元々MySQLを維持管理していた会社は別の会社でしたが、その会社をサン・マイクロシステムズが買収し、その後オラクルがサン・マイクロシステムズを買収したため、オラクルが権利を持つことになりました。
学べる知識
●MySQLの管理者として必要な、インストールから各種設定、監視や最適化に関する知識
●MySQLの開発者として必要な、アーキテクチャ、スキーマ、SQL操作、構文、ストアド、アプリ開発に関する知識
資格の概要
●MySQLの資格は、データベース管理者向け資格「MySQL 5.7 Database Administrator」と開発者向けの資格「MySQL 5.6 Developer」があります。
オラクルマスターのブロンズからプラチナのような段階式の体系ではありません。
●関連リンク
●データベース管理者向けと開発者向けのそれぞれに試験が1つずつあり合格すれば資格取得となります。
●データベース管理者向け資格「MySQL 5.7 Database Administrator」を取得するためには以下の試験に合格する必要があります。
・MySQL 5.7 Database Administrator(1Z0-888) 試験
試験時間 120分
出題形式 選択式
出題数 75問
合格ライン 58%
●開発者向けの資格「MySQL 5.6 Developer」を取得するためには以下の試験に合格する必要があります。
・MySQL 5.6 Developer (1Z0-882) 試験
試験時間 150分
出題形式 選択式
出題数 100問
合格ライン 64%
※こちらの試験は2020/9/29で終了となりました
●受験方法はオラクルマスターと同様、ピアソンVUE社テストセンター(全国にあり)で受験できます。オンライン試験では受験できません。
●関連リンク
●費用
・MySQL 5.7 Database Administrator(1Z0-888) 試験
受験料 ¥26,600(税抜)
・MySQL 5.6 Developer (1Z0-882) 試験
受験料 ¥26,600(税抜)
●取得に必要な最短期間
どちらの試験も試験日は特に決まっておらず、通年で受けることができます。
●難易度
合格率は非公開となっています。